EAT:12 携帯保存食ペミカン
ペミカンとは?
ペミカン(英語:pemmican)は、カナダ及びアメリカに先住するインディアンたちの伝統的な食品。 携帯保存食の一種。
本来のペミカンは、加熱溶解した動物性脂肪に粉砕した干し肉とドライフルーツなどを混ぜ、密封して固めることで保存性を高めた食品である。毛皮交易の際に携帯保存食として、広く利用された。
ペミカンの材料は、使用可能なものなら何でも用いられた。例えば、ペミカン用の肉としてしばしばアメリカバイソン、ヘラジカ、シカ(アメリカアカシカやオジロジカなど)の肉が使われた。果物は、クランベリーやサスカトゥーンベリー(ザイフリボク属)がよく使われた。チェリー、スグリ 、セイヨウカマツカの実、ブルーベリーが使われたペミカンは、インディアンたちの間でもっぱら冠婚葬祭などの特別な場合に、現在でも食べられている。パウワウにも供されることが多い。
脂肪分の少ない肉と骨髄の脂肪で作られたペミカンが最上級とされるなど、毛皮交易時代のペミカン購入者の間では厳格な仕様が存在していた。語源はクリー語の「ピミーカーン」 (pimîhkân) で、「pimî」は「脂肪」を意味する。
作り方
食材を炒めて、バターでコーティングするだけが基本のようだが、
バターの量が大量すぎるので、なんとかならないものだろうか?
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ペミカンの作り方(およそ8食分)
材料・・タマネギ(中3個)/ジャガイモ(中3個)/
ニンジン(1本)/牛肉(ふところ次第)ラード/ニンニク
①タマネギをミジン切り、ジャガイモ・ニンジンは1cm角ぐらいに切ります。
これくらいの材料を一度に炒めるには、直径30cm以上のフライパンか中華鍋が必要です。
②フライパンを強火で暖めます。
③次にラードを適量落とし、スライスしたニンニクを入れ、さっと炒めたら肉を入れ、表面に焼き色をつけます。
④野菜を全部入れ中火で程々炒めたら、最弱火にし、焦がさないように底からかき回し続けます。時々ラードを一捻り入れては掻き回し、延々少なくとも3時間以上続け、水分を蒸発させます。
時間をかけるほど水分が減り、軽量化になります。全体の量が初めの1/4ぐらいになるまで頑張りましょう。
⑤冷めてから、必要回数分にビニール袋に小分けにし、冷凍してから山に持っていく。